Ubuntuで外付けHDDなどを使用できるようにするには、「マウント」をさせなければならない。 ファイルシステムの中に「このデバイスはここへ置きなさい」と明示させ、読み書きできるようにするということ。
ランチャー左なり、ファイル管理ソフトのHDDのところを押せば、やってくれる。
だが、ソフトからファイルを開く前にいちいちこれをやるのは少々面倒。 起動時に自動でやれるようにする設定。 (SDカードにUbuntuを入れ、データは内蔵HDDを読み書きするという変速技をしているせいだろう。)
設定に必要な情報を得る
端末でsudo blkid
→ログインパスワードを入力(画面には●●とか**とか出ないが認識している)。
/dev/sda1: LABEL="System" UUID="70402F5B402FXXXX" TYPE="ntfs"太字のLABELとUUIDの値が必要な情報。 それぞれ、Windowsのシステム、データが入っているドライブと、プリインストールで設定されているデータ用ドライブ。(プリインストールWindowsのリカバリ領域とかも見えている。)
/dev/sda2: LABEL="S3A9999999" UUID="5CD854B3D854XXXX" TYPE="ntfs"
/dev/sda4: LABEL="HDDRECOVERY" UUID="84BEA876BEA8XXXX" TYPE="ntfs"
/dev/sda5: LABEL="DATA" UUID="0E7283247283XXXX" TYPE="ntfs"
/dev/sdb1: UUID="2a96599f-4ffa-4ed0-99d1-3f467480XXXX" TYPE="ext4"
/dev/sdb5: UUID="43cce32d-99e7-45e3-a85a-c78ab465XXXX" TYPE="swap"
設定ファイルに必要な情報を書き込む
端末でsudo gedit /etc/fstab
→ログインパスワードを入力(画面には●●とか**とか出ないが認識している)。
出てきた文字列の最後に以下を書き足して保存。
UUID=5CD854B3D854XXXX /media/(username)/S3A9999999 ntfs defaluts 0 0
UUID=0E7283247283XXXX /media/(username)/DATA ntfs defaults 0 0
UUID=0E7283247283XXXX /media/(username)/DATA ntfs defaults 0 0
太字のところ :
- UUID= : sudo blkidで調べたUUIDの値
- (username) : ログイン時に使ってるユーザ名
- S3A9999999やDATAのところ : お好みの名称で(ここではボリュームラベルと同一名称。個人的にわかりやすいから。)
【2018年6月18日追記】
オプションの部分を改めた。元の記載は以下。
UUID=5CD854B3D854XXXX /media/(username)/S3A9999999 ntfs users,suid,dev,exec,rw,uid=1000,umask=022,utf8,auto,async 0 0
UUID=0E7283247283XXXX /media/(username)/DATA ntfs users,suid,dev,exec,rw,uid=1000,umask=022,utf8,auto,async 0 0
UUID=0E7283247283XXXX /media/(username)/DATA ntfs users,suid,dev,exec,rw,uid=1000,umask=022,utf8,auto,async 0 0
オプションてんこ盛りバージョン。それぞれのオプションの意味を調べよう調べようとして2年経過、いつの間にか参照先が消滅していた。 今回シンプルにdefaultsに。18.04フレバーで正常動作。
・参考(2016年5月6日):
Linuxで外付けHDDをオートマウントする(J-linuxer)
Ubuntu日本語フォーラム / USB接続の外付けHDDが自動マウントされない
・参考(2018年6月18日)
ubuntuで内蔵HDDを自動マウントする