100円ショップのイヤホンやヘッドホンは、ほぼ間違いなくホヮーんとした音でひどいものは鼓膜が痛くなってくる。今度のやつは一味違った。


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ダイソーの「ヘッドホン(折りたたみ式)」。価格は税込330円。色は、購入店舗にて黒と白を確認。今回は黒を購入。

特徴

  • 音圧感度:105db
  • 定格入力:50mW
  • 最大許容入力:75mW
  • インピーダンス:32Ω
  • 再生周波数帯域:20Hz-20KHz
  • プラグタイプ:3.5mm(ストレート型)
  • ケーブル長:約1.2m
3.5mmのプラグは、金メッキとちょっと頑張った感がある。ケーブル長もコスト削って約1.0mでなくしっかり1.2mあり、再生端末をポケットに入れても長さが足りる。あとの数字はこんなものなのでしょう。

外観

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▲使用時

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▲折りたたみ時

ヘッドバンドの質感はいかにも樹脂。しかし、小ぶりな直径5cm程度のハウジングに高級感あり。ここだけ見ると、ソニーのロゴがあってもおかしくない仕上がり。アジャスターがちと硬いが、許容の範囲内と感じる。

ヘッドバンドの真ん中辺りを回して折りたたむと、ボールペンやスマホの長辺程度の長さとなる。

1代前の500円ヘッドホンが使いにくかった理由の一つ、L(左)とR(右)の区別はシールでわかりやすくなっている。

音質

少し茶色い再生紙にカラー印刷した写真のよう。低音は「ドン」が「タン」、高音は音自体がか細い。ボーカルなどの中音域はまずまずの印象。

とはいえ、300円台でここまでの音質なのは努力の跡が見られる。少なくとも、100円ショップのものにありがちなボヮンボヮン音ではなく、ながら聴き用途ぐらいにはこれもアリだろう。店頭に税込550円のものとこちらがあったら、こちらをオススメしたい。

分解編に続く。



参考:
audio-technica|Headphone Navi|ヘッドホンを識る