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LubuntuはUbuntuの公式派生版。派生版のなかで最も軽快さを重視している。 そのLubuntuの19.04 Daily Buildが出てきた。ほとんどなんも予習せずに仮想環境で試してみた。

LXQtが0.13.0から0.14.0に

LXQtはLubuntu 18.10から正式採用されたデスクトップ環境。 LXDEの軽快さ再優先の哲学を守りつつ、より快適に使える作りになっている。

快適に起動したいアプリケーションを検索できたり、ドラッグ・アンド・ドロップでショートカットアイコンを作成できたりする。

次世代デスクトップ環境LXQt搭載のLubuntu18.10を試す : りんご便り
(別ウィンドウで開きます。)

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通知領域のアイコンの配色が改善された。 18.10の初期設定は決して見易いとは言いがたかった。 (後入れしたFcitx-mozcのオレンジ日の丸は、やはり再々起動すると歯車マークになる。)

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デスクトップにゴミ箱追加。

インストール手順

無音動画でどうぞ。

日本語環境を整備する

日本語入力などのために、別途設定が必要。 Lubuntu 18.10の時と同じコマンドを放り込んで見る。 gihyo.jpの記事を参考に、iBusではなくFcitxを入れる。

sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install fcitx-mozc language-pack-ja-base fonts-noto-cjk-extra fonts-takao firefox-locale-ja libreoffice-l10n-ja libreoffice-help-ja

以下のような結果が帰ってきた。
language-pack-ja-base はすでに最新バージョン (1:18.10+20181011) です。
language-pack-ja-base は手動でインストールしたと設定されました。
libreoffice-help-ja はすでに最新バージョン (1:6.2.1~rc1-0ubuntu1) です。
libreoffice-l10n-ja はすでに最新バージョン (1:6.2.1~rc1-0ubuntu1) です。
libreoffice-l10n-ja は手動でインストールしたと設定されました。
以下の追加パッケージがインストールされます:
  fonts-takao-gothic fonts-takao-mincho fonts-takao-pgothic libprotobuf17
  libzinnia0v5 mozc-data mozc-server mozc-utils-gui tegaki-zinnia-japanese
提案パッケージ:
  ibus-qt5
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  fcitx-mozc firefox-locale-ja fonts-noto-cjk-extra fonts-takao
  fonts-takao-gothic fonts-takao-mincho fonts-takao-pgothic libprotobuf17
  libzinnia0v5 mozc-data mozc-server mozc-utils-gui tegaki-zinnia-japanese
アップグレード: 0 個、新規インストール: 13 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
170 MB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 294 MB のディスク容量が消費されます。
続行しますか?

よって以下を放り込めば良いのかもしれないし、GUIで良きに計らってくれたのかもしれない。
sudo apt install fcitx-mozc fonts-noto-cjk-extra fonts-takao firefox-locale-ja

いずれにしても、ちゃんと日本語入力でき、挙動をわかりやすく表示されるようになった。 (im-configのあと一旦ログアウトではなく、再起動で有効になった。)

なお、LTSのつかないUbuntuのサポート期限は9ヶ月ほどとなっている。Lubuntu 20.04 LTS(2020年4月末にリリースされるはず)が出たら本格的に使おうかどうか、今からイソイソしている。