「NHK時計」はかつて正時の時報を伝える時に律儀に画面に出てきていたやつ。 CGの発達で登場回数は減り、タイムラグが生じるワンセグ導入やデジタル化で絶滅した。
そんなNHK時計っぽい卓上時計を作った。 時報を鳴らす機能は、無論ない。
調達した素材
以下3点とも今回は100円ショップのキャンドゥで。手作り時計キット
セリアで見かけ、ダンボール時計を作った製品をキャンドゥでも見かける。 抑えられない要りもしない置き時計作る欲求が湧く。
※セリアで見かけたのは針が白、今回のは黒。 2種類ある模様。 修正液で白く塗った。
黒板引き出しボックス
添付のシールを見る
ダイソーの300円スピーカーを改造した時に使った品。 加工しやすく、100円ショップ独特の西洋かぶれな柄も入ってないところが良く再選択。 ムーブメント(時計の裏の機械の部分)が、ちょうど収まりそうだなという印象だけで買い進む。
水性ニス(メープル)
今回の要りもしない置時計工作のモチベーションになったのが、油性ラッカーで、臭う・頭痛いとひどい目に合ったリベンジ願望。 うまくいったらいいなだけで、水性ラッカーを買い進む。
NHKみたいな時計を作りたいのが先だったのか、塗料周りをカイゼンしたかったのかは、もうどうでも良くなっている。
このほか手持ちで賄った道具類:
- 修正液
- コンパスカッター(ダイソー)
- 電動ドリル
- クランプ
- ニッパー
- ラジオペンチ
- 紙やすり
- ハケ
- パソコン
- プリンター
- ヤスリ
切る
外箱→ギリギリまで大きい穴を開ける。ダイソーのコンパスカッターで。後から測った半径は約3.5cm。
内箱(引き出し)→ムーブメントと針をつなぐ軸用の穴をドリルで開ける。直径0.9cmが必要。 そこまで太いドリル刃がないので、適当に(後述)上下左右にグリグリやって穴を広げる。
ムーブメント→壁に引っ掛け用のでっぱりが箱からはみ出す。ニッパーでぶち切る。
塗る
の工程を繰り返すことは学習していた。
次第に木と塗料が馴染んでいく様が楽しくて、プロ職人に迫る4度塗りをやる。
機械を付ける
内箱(引き出し本体)にムーブメントを取り付ける。文字盤は表計算ソフトの描画機能で作る。軸部分が長すぎるので、ダンボールを噛ませて調節する。
作った文字盤(ODS),(PDF)
※電池ボックスは固定がきつくて取り外すのが大変。あらかじめマイナス端子部をラジオペンチで調節しておいた。2台中2台が固く、そういう仕様の模様。
完成
今回のトラブル
内箱が崩壊!
内箱にドリルで穴を開け、グリグリやっていたところ、パカンと1辺が剥がれる。 早くよくつく、愛用のボンドG17でくっつけた。
文字盤がずれる!
内箱の穴が「ちょっとずれたけどこんなものかな」、で先に進めたのが元凶。 ヤスリでごりごり穴を広げてごまかす。
コンパスカッターが切れない!
今回も使った「黒板ボックス」をスピーカー箱にする時に使用したものを流用。 合板とはいえ、厚さ0.4cmもあるものをぐりぐり削れれば刃は鈍る。 削れる感触が一向に得られず、無理くり押し切った。
刃物を使いこなしていないのが今回の反省点。 電動ドリルのパワーを見くびっていた。 そして切れない刃物は却って危ない。 切れ者は使う方の能力も問われますな。
水性ニスで塗り上げていくのは楽しかった。 乾燥を待つ間は長く、リメイクシート貼ったほうが手軽に種類を楽しめるけど。 次の工作をニスとリメイクシートどっちでやるかは未定。
水性ニスで塗り上げていくのは楽しかった。 乾燥を待つ間は長く、リメイクシート貼ったほうが手軽に種類を楽しめるけど。 次の工作をニスとリメイクシートどっちでやるかは未定。
参考: