音楽ストリーミングサービスSpotifyのユニークな点は、Linux向けのクライアントを提供していること。 そして無料プランでも曲を再生できること。 

目次 : Ubuntu Softwareからインストールできる 無料コースでも結構充実した邦楽勢を聴ける 3ヶ月100円なので有料コースにしてみた

Ubuntu Softwareからインストールできる

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Ubuntu SoftwareでSpotifyを検索、インストール。 Linux Mintのソフトウェアマネージャでも同様。 Ubuntu 18.04 LTSとLinux Mint 18にて確認。 Ubuntu系ならリポジトリの追加とかは必要ない。 すでにSnapsにも対応している。

Linux用SpotifyはUbuntuのLTS版に対応することを主眼としてる。 Debian系の対応を併せて行っており、コマンドからリポジトリを追加することでインストールできる模様。

Spotify公式サイトのLinuxインストール案内:
Spotify for Linux

設定でメニューを日本語にすることができる。 登録の際の招待コードは現在不要。ユーザ名は後から変えられないので注意。

(無論、Androidデバイス用のアプリもある。 同期機能Spotify Connectが面白く便利。 例えば外出中スマートフォンで再生していたとする。帰宅したらパソコンを再生デバイスに指定してやれば、音楽が途切れることなく引き続きパソコンで再生される。 もちろん逆もできる。) 

無料コースでも結構充実した邦楽勢を聴ける

無料・有料で聴ける曲が変わったりとかはない。 無料でもフルコーラス聴ける。そして、この手のサービスが弱いとされている邦楽勢も意外と充実している印象。

1970年代から2000年代までの年代別代表的邦楽アーティストを検索してみた。

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1970年代 代表さだまさし。

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1980年代 代表Yellow Magic Orchestra。

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1990年代 代表ドリームズ・カム・トゥルー。

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2000年代 代表AKB48。

先駆けどころのストリーミングサービスは、サービス開始当初に すっからかん の邦楽ライブラリに失望し、とっとと解約している。 これらが現状どうなっているかは知らないが、無料で無料お試し期間の縛りナシで嗜好に合ったライブラリが充実しているかどうか見れるのは強みだろう。

無料コースの制限事項

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パソコン・タブレット版:
  • 再生時間は30日ごとに15時間まで。

スマートフォン版:
  • アーティスト別、アルバム別などの区切りでシャッフル再生。
  • 曲の早送りは数回まで。
共通:
  • 広告が入る。
個人的にパソコン版の15時間制限超過はあっという間にやってきた。 Sportify Connectでスマートフォンから再生できないか試してみたが、はねられた。

スマートフォン版では、無料コースではシャッフル再生のみとなる。 指定できるのは、アーティスト、アルバム、プレイリストといった区切りまで。 そこから中は機械が指定した順番での再生となる。

曲の早送りは数回やるとできなくなる。 こうしてじわじわとSpotify Premium(有料コース)へ誘導されるしくみ。

広告は曲間の有料コース誘導と、スポンサーの広告動画(30秒程度)の2パターン。 後者を再生すると30分間、有料コース誘導が入らなくなる。 Youtubeの超積極的広告に慣れていれば、気になるほどではないだろう。

3ヶ月100円なので有料コースにしてみた

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2018年4月現在、有料コースが980円/月のところ100円で3ヶ月キャンペーンをやっている。

ブラウザ上のアカウント画面 https://www.spotify.com/jp/account/overview/ でカード番号、有効期限、そしてセキュリティコードを入れるだけ。 デビットカードで通った。 次回更新・課金日をわかりやすく示しているも、自動更新を切る項目は見当たらない。 100円期間内にやめたい時は、忘れずに解約する必要あり。(追記あり。)

有料コースにすると、高音質が選べる。 歴然とした違いは感じられないとも、無料音質で十分試聴に値する音質は出ているとも。 またローカルにダウンロードする機能もつくが、どこにどう保存されるのかわからないので使っていない。



広告があるのだから、広告収入の分無料コースの機能制限を緩くしてくれないかなと思う。 広告収入を伸ばすにはマスの再生回数が必要だろうから、とりあえずせっせと3ヶ月再生しまくろうと思う。 なお、モバイル回線では1時間に80MB程度使われている。


【2018/07/08追記】
キャンペーン期間終了を待つまでもなく有料コースはいいやとなり解約処理をした。(趣味嗜好の問題。)

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解約処理時点で有料コース終了ではなく、期限いっぱいまで有料コースのサービス内容は継続される。