cardboard_speaker_finish
100円ショップのダイソーで税込324円の値付けをするスピーカーをダンボールケーススピーカーに改造した。(写真右はなんちゃってサランネットをかぶせてある。 また、(写真では端子につながっているほうが右だが、実際は逆。))

工作素材として324円は安い、かつ、PC横のスピーカーとしてまずまずの音質なのがモチベーション。

下が改造前の素のスピーカー。
100sp_original

木箱に収めた改造動画を見たのだが、先人と同じことをしても面白くない。 ググってたら、ダンボールに行き当たる。 セシールの大箱(チノパン付き)があったので、それを利用。


cardboard_speaker_sekkei
緻密な設計図。(7cm角→コンパクトな方がいいと6cm角→強度を考え7cm角に戻す。)  設計図をもとに、知能テストの如くダンボールに展開図を引き、定規とカッターでカットしていく。

これで箱はなんとかなりそう。 そして設計段階でいちばん思案したのが、ケーブルの扱い。
cardboard_speaker_haisen(1)
画面下を横切っているは耳掻き。 元のケースと分離するには、電源2つ、信号入力3つ、反対側のスピーカーの2つの合計7つのハンダをいったん外さないとだめ。 だが、こんな細かいハンダはムリ。

cardboard_speaker_haisen(2)
線のほうをパッツンと切り取り、繋ぎ直すことにする。 銅線が華奢でニッパーでもカッターでも被覆だけを剥がせない。 ハンダゴテで被覆を溶かしてなんとか銅線だけを露出。 2,3度失敗したおかげで、左右の線が微妙に短くなる。基盤直付けのボリュームは使うのをあきらめ、箱の中へ押し込むことにする。

箱の接着とスピーカーの固定には、新たなダイソーグッズを調達。
cardboard_speaker_kotei
ダンボールの接着には、オーソドックスな木工用ボンドがいいらしいが、せっかちなので強力・即乾タイプの「ボンドG17」にした。 看板に偽りなく、30分も放っておいたらビクともしなくなる。

(2)
乾いた後が黄色が、これも味。

スピーカーの固定は、スピーカーを箱の内側からワッシャーとビスで固定する予定だった。 だが、スピーカーの磁石にくっついてしまう。 外側からダンボールに開けた2mm程度の穴へグリグリ回しこむ、で妥協。 下に向けたぐらいでは落ちてこないので、これで良いことにする。

もうひとつ、製作段階で最大のトラブル。 ダンボールとスピーカーのかみ合わせを見ているうちに、銅線がスピーカー接点の根本で切れてしまう。 ここでも最後にいつ使ったか覚えていないハンダゴテ動員。 


cardboard_speaker_finish

想像がおおむね形になり、実際に音が出るのが醍醐味ですかね。 パーツはオールダイソーで固めたのも自己満足ポイント。 音質の変化? よくわからないッス。

【追記】
よりクリアな高音を目指して、スピーカー台も作りました!
cardboard_speaker_finish_dai


参考:
ダンボール工作はじめよう!テクニックー折る(初級)|・ ダンボール工作はじめよう! -LALICH-ラリックのブログ
段ボール同士を接合させるには? ①液体のり編 段ボール接着の豆知識:折長段ボールの箱屋トーク