無印Ubuntuだとちょっと重いかな、クラスのPCのために軽量化ディストリビューションがある。 有名ドコロで、Lubuntu、Xubuntu、そしてLinux Mint MATE。 Linux MintはUbuntu派生とは名乗っていないが、ベースはUbuntuなのでここでは一つの括りに入れてしまう。 これら3ディストリビューションを、「起動速度」、「サポート期間」、そして「日本語入力設定」の3点で比較してみた。 いずれもUIはWindows XPライク。 

目次:
起動はやはりLubuntuが最速
日本語入力にひと手間が必要となるLinux Mint
Lubuntu、Xubuntuは短めのサポート期間

起動はやはりLubuntuが最速

lmxhikaku_start-time
同一条件の仮想環境で、起動~Firefoxのページが表示されるまでの所要時間(3回測定したものの平均)。 それぞれのデスクトップ環境の言われている軽さに比例する、という素直な結果になった。

本家Ubuntuだけバージョンが違うので参考数値となるが、Ubuntuは言われるほど遅くもない結果。

日本語入力にひと手間が必要となるLinux Mint

いずれのディストリビューションも設定なしで、全角/半角キー切り替えで日本語を入力ができる。 ただし、以前も書いたLinux Mintのこの事象。

lxmhikaku_nihongo_01
標準のテキストエディタで入力すると、インライン変換がうまく表示されない。 geditなりの別エディタを入れないとストレスが貯まる。 さらに、もうひとつ。
lxmhikaku_nihongo_02
Fcitxの設定を開こうとすると、見つからないと返してくる。 「ソフトウェア」から「fcitx-config-gtk」のインストールが必要になる。

Lubuntu、Xubuntuは短めのサポート期間

lmxhikaku_support

新バージョンをクリーンインストールするにせよ、アップグレードするにせよ、既存ファイルのバックアップという大胆にして繊細な作業は避けて通れないと想定している。 (新OSを猿のようにインストールするのが生き甲斐でなければ。) そうなるとサポート期間は長めのほうが良いのだが、残念ながらLubuntuは派生元より2年短いサポート期間。 Linux Mint LXDE(日本語対応充実)とか作ってくれないかと考えている。